claude-codeとは?Anthropic 4つ目のボットとrobots.txt設定、Claude-Userとの違い
サーバーログに claude-code という見慣れない文字列が残っていた——Claude Codeは使っていないのに、なぜ?と戸惑うサイト運営者が増えています。
Anthropicは2026年5月に公式情報を更新し、Claude Code(CLI)がウェブ上のドキュメントを取得する際に使う4つ目のボット claude-code を追加しました。これまで3種類だった ClaudeBot(学習)、Claude-User(ユーザー起点の取得)、Claude-SearchBot(検索インデックス) に加え、開発者起点の取得を担うボットが独立した形です。
さらに2026年7月にはClaude CodeにComputer Use(デスクトップ直接操作)とSlack統合が追加され、Slackで @Claude とメンションするだけでコード修正からPR作成まで完結するように。開発者がドキュメントを読むために claude-code が飛んでくる機会は今後さらに増えます。本記事では公式ドキュメントと変更履歴をもとに、claude-codeの正体と他3ボットとの違い、robots.txtでの制御方法を整理します。
この記事でわかること|📖:約6分
- claude-codeとは?Claude Codeのボットとしての役割
- ClaudeBot・Claude-User・Claude-SearchBotとの違いと見分け方
- なぜClaude Codeを使っていなくてもログに残るのか
- robots.txtでclaude-codeを個別に制御・ブロックする方法
- 2026年7月のComputer Use・Slack統合後の挙動変化
そもそもclaude-codeとは?
Anthropicが運用するボットは2026年2月までは3種類でしたが、2026年5月時点で4種類になっています。

- ClaudeBot:AIモデルの学習データを集めるボット(常時巡回)
- Claude-User:ClaudeのチャットでユーザーがURLを指定した時に取得するボット
- Claude-SearchBot:Claudeの検索機能のためにインデックスを作るボット
- claude-code:Claude Code(CLI/Web/Slack)がWebFetchでページを取得する時に使うボット ※2026年5月追加
以前はClaude CodeのWebFetchも Claude-User として飛んでいましたが、WebFetch to identify as Claude-User so site operators can recognize and allowlist から独立し、現在は claude-code として識別できるようになっています。
ClaudeBot・Claude-User・Claude-SearchBotとの違いと見分け方
4つのボットは名前が似ていますが、動くきっかけがまったく違います。1つをブロックしても他は止まりません。
| ボット名 | 動くきっかけ | 巡回パターン | ブロックするとどうなるか |
|---|---|---|---|
ClaudeBot |
Anthropicが学習データを集める時 | 常時巡回 | 今後の学習データから除外 |
Claude-User |
Claudeのチャットでユーザーが「このURL読んで」と指示した時 | 不規則(人間の操作起点) | Claude経由でページが参照されなくなる |
Claude-SearchBot |
Claudeの検索インデックスを構築する時 | 定期巡回 | Claudeの検索結果に出にくくなる |
claude-code |
開発者がClaude CodeでWebFetchを実行した時 | 完全に不規則(開発者の操作起点) | Claude Code経由でドキュメントが参照されなくなる |
なぜClaude Codeを使っていなくてもログに残るのか
自分ではClaude Codeを使っていなくても、claude-code はログに現れます。理由はシンプルで、他の誰かがClaude Codeであなたのサイトを取得しているからです。
- あなたのサイトのドキュメントを読んで開発しようとしたエンジニアがいる
- あなたのライブラリやAPIの使い方をClaude Codeに調べさせている
- 取引先や外注先の開発者があなたの管理画面や仕様書URLをClaude Codeに渡している
つまり claude-code のログは、あなたのサイトが開発者から参照されている証拠でもあります。学習ボットのClaudeBotとは意味合いがまったく異なります。
user-agent文字列とIPでの見分け方
claude-code
公式ヘルプセンターではIPリストも公開されています。IPブロックは非推奨なので、制御は必ずrobots.txtで行います。
robots.txtでclaude-codeを個別に制御する方法
claude-code は他の3つと独立して制御できます。AnthropicはIPブロックを非推奨としているので、必ずrobots.txtで制御します。
パターン1:すべて許可する(デフォルト)
何も書かなければ、claude-codeを含む4つすべてがアクセスできます。開発者にドキュメントを読まれたい場合はこのままでOKです。
パターン2:claude-codeだけをブロックする
自分のサイトの情報をClaude Codeに読まれたくない場合はこれ。学習や検索は許可したまま、開発者向けの取得だけを止められます。
User-agent: claude-code
Disallow: /
パターン3:学習はブロック、claude-codeは許可する(推奨)
「学習に使われるのは嫌だが、開発者には読まれたい」という場合はこの組み合わせが現実的です。AI観測ラボでも推奨している設定です。
User-agent: ClaudeBot
Disallow: /
User-agent: claude-code
Allow: /
User-agent: Claude-SearchBot
Allow: /
User-agent: Claude-User
Allow: /
パターン4:すべてブロックする
User-agent: ClaudeBot
Disallow: /
User-agent: Claude-User
Disallow: /
User-agent: Claude-SearchBot
Disallow: /
User-agent: claude-code
Disallow: /
クロール頻度を下げたい場合
完全ブロックではなく負荷を抑えたい場合はCrawl-delayが使えます。公式が尊重することを明記しています。
User-agent: claude-code
Crawl-delay: 5
claude-codeは人間の操作起点なので頻繁に来ることは稀ですが、ドキュメントサイトで負荷が気になる場合は5〜10秒程度に設定しておくと安心です。

2026年7月の大型アップデートで何が変わったか
claude-codeは2026年5月にボットとして追加されたばかりですが、7月にClaude Code本体が大きく進化し、claude-code が飛んでくる機会が増えています。

1. Computer Use対応(2026年7月24日)
Claude CodeとCoworkがPCのアプリを直接操作できるようになりました。ファイルを開く、ブラウザで調べる、開発ツールを使うといった作業を自律的に行います。
Claude Code and Claude Cowork tools can now open files, browse the web, and use developer tools, moving beyond a purely chat-based experience.
Anthropic公式 / Business Standard 2026年7月24日
つまりは、これまで以上に公式ドキュメントや技術ブログをClaude Codeが読みに行くようになります。
2. Slack統合(2026年7月 研究プレビュー)
Slackで @Claude とメンションするだけでClaude Codeセッションが立ち上がり、バグ報告→原因調査→修正→PR作成までがSlackスレッド内で完結します。
プロダクトマネージャーが「バグってる」と書いただけで、裏側でClaude Codeがあなたのサイトのドキュメントを claude-code として取得しているケースが増えています。
3. Webアプリ化とChannels(2026年後半〜)
2025年10月にclaude.aiのCodeタブとiOSアプリから使えるWeb版がローンチされ、さらにDiscord / Telegramから直接Claude Codeに指示できるClaude Code Channelsも登場。開発者がターミナルを開いていなくても claude-code は飛んできます。
エンジニアが使っているAIの60%がClaudeというデータもあり、claude-code のトラフィックは今後も増える見込みです。
ブロックすべき?判断基準
- 開発者向けドキュメント、APIリファレンス、OSSのWiki → 許可推奨。Claude Codeに読まれることで導入が進む
- 競合に見られたくない実装や社内向けドキュメント →
claude-codeだけブロック - 学習に使われたくない → ブロックすべきは
ClaudeBotであり、claude-codeではない - 検索に出したくない → ブロックすべきは
Claude-SearchBot
「何が嫌なのか」でブロックするボットは変わります。一括ブロックする前に整理しましょう。判断フローは Claude-SearchBotの記事 でも解説しています。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ボット名 | claude-code |
| 追加日 | 2026年5月 |
| 動くタイミング | 開発者がClaude CodeでWebFetchした時 |
| 目的 | ドキュメントや技術記事の取得 |
| ブロック方法 | User-agent: claude-code / Disallow: / |
| 推奨設定 | 学習が嫌ならClaudeBotだけブロック、claude-codeは許可 |
- claude-codeは4つ目のAnthropicボット、開発者起点の取得専用
- 以前はClaude-Userとして飛んでいたが、2026年5月に独立
- 使っていなくてもログに残るのは、他の開発者があなたのサイトを読んでいる証拠
- 2026年7月のComputer Use・Slack統合で取得機会はさらに増加
- 制御はIPブロックではなくrobots.txtで個別に
出典・公式ドキュメント
- Does Anthropic crawl data from the web, and how can site owners block the crawler? | Claude Help Center
- Claude Code changelog – Claude Code Docs
- Claude user agents — xSeek Docs
Anthropicボット全体の比較は Claude-SearchBotとは?3つのボットの違いとrobots.txt設定、AIに引用されるための設定は AIに引用されるサイト、基本設定8項目チェックリスト もあわせてどうぞ。
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