Googleの優先ソースとは?AI検索時代に「お気に入りサイト」として選ばれる意味
Google検索に、読者が「このサイトをよく読みたい」と登録できる機能が登場しました。
名称は優先ソース(Preferred Sources)。
2026年5月27日からは、AIが回答を生成するAI OverviewとAI Modeにも対応範囲が広がりました。
これまでのGoogle検索では、サイト運営者は検索順位を上げることに意識が向きがちでした。
今後は、読者との信頼関係そのものが、Google検索やAI検索での新しい露出ルートにつながる可能性があります。
サイト運営者として知っておきたい仕組みと、今日からできることを整理します。
この記事でわかること|📖:約5分
- Googleの優先ソース(Preferred Sources)とは何か、どんな仕組みなのか
- AI OverviewとAI Modeにも広がった2026年5月の変化
- 読者に登録してもらうための導線の作り方
- どんなサイトが優先ソースに登録できるのか
Googleの優先ソースとは何か
優先ソース(Preferred Sources)は、Google検索でよく読みたいサイトやメディアをあらかじめ登録しておくと、そのサイトの記事が検索結果で目に入りやすくなる機能です。
たとえば、毎日チェックしているブログや専門メディアを登録しておくと、関連する検索をしたときに、そのサイトの記事が表示されやすくなる可能性があります。読者が自分で「このサイトをよく読みたい」と選ぶ仕組みなので、Googleが一方的に決める検索順位とは少し違う、新しい情報源の選び方といえます。
設定は google.com/preferences/source から行えます。サイト名またはURLで検索して、チェックボックスをオンにするだけです。登録したソースはいつでも変更・削除できます。
なぜ今、優先ソースが注目されているのか
優先ソースは2025年8月にアメリカとインドで始まった機能です。当初はGoogle検索の「トップニュース」枠が主な対象でした。日本語を含む全言語への展開は2026年4月30日で、国内のサイト運営者にとっては比較的新しい話です。
注目度が一気に上がったのは、2026年5月27日にAI OverviewとAI Modeにも対応範囲が広がったからです。
AI Overviewは、Google検索の回答欄にAIが生成した要約を表示する機能です。Googleによると、AI Overviewは月間25億人以上に利用されています。一方、AI ModeはChatGPTのように会話形式で検索できる機能で、こちらも月間10億人以上の利用者がいるとされています。
この2つのAI検索画面でも、読者が登録したサイトのリンクに「Preferred」と表示され、登録済みの情報源であることがわかりやすくなりました。つまり、AIが回答を生成する時代に、検索順位とは別のルートでサイトが読者の目に触れる機会が生まれたということです。
上記が今、優先ソースが注目されている大きな理由です。
読者がサイトを登録すると何が変わるのか

読者が優先ソースにサイトを登録すると、Google検索でそのサイトの記事を見つけやすくなる可能性があります。具体的には、次の3つの場所で変化が起きます。
- トップニュース枠:関連する検索をしたときに、登録したサイトの記事が表示されやすくなる可能性があります
- AI Overview内:AIが生成した回答の中に登録サイトのリンクが含まれる場合、「Preferred」と表示され、登録済みの情報源であることがわかりやすくなります
- AI Mode内:会話形式のAI検索でも同様に、登録サイトのリンクがラベル付きで表示される場合があります
AI観測ラボで実際に確認してみたところ、優先ソースの登録画面に blog.ai-kansoku.com が候補として表示されました。つまり、定期的にコンテンツを更新しているサイトであれば、ニュースメディアでなくても登録候補として表示される可能性があります。
サイト運営者が今日からできること
優先ソースへの登録は、あくまで読者が行うものです。サイト運営者側がGoogleに申請する窓口はありません。ただ、読者に登録ページを案内する導線を、自分のサイト内に置くことはできます。
読者を登録ページに誘導するURLを作る
次のURL形式で、読者が優先ソースの登録ページに移動できるリンクを作れます。
https://google.com/preferences/source?q=サイトのURL
AI観測ラボの場合はこうなります。
https://google.com/preferences/source?q=blog.ai-kansoku.com
導線を置く場所の例
- 記事の末尾・サイドバー・プロフィール欄
- メールマガジン・ニュースレター
- XやInstagramなどのSNS投稿

Googleは公式ドキュメントで、サイト運営者向けのボタン素材も配布しています。日本語版のボタンも用意されているため、デザインにこだわりがなければ公式ボタンをそのまま使うのが手軽です。
優先ソースは読者が自分で「よく読みたい」と選ぶための機能です。強く登録を迫るよりも、「このサイトをGoogle検索で見つけやすくしたい方はこちら」くらいの自然な案内にしておくほうがよいでしょう。
どんなサイトが登録対象になるのか
Googleの公式ドキュメントによると、優先ソースの対象になるのは「定期的に新しいコンテンツを公開しているサイト」です。ニュースメディアに限らず、ブログや専門サイトも対象になります。
注意点として登録できる単位はサイトのURL形式によって変わります。
| URL形式 | 例 | 登録対象 |
|---|---|---|
| 独自ドメイン | example.com | ✅ 対象 |
| サブドメイン | blog.example.com | ✅ 対象 |
| サブディレクトリ | example.com/blog | ❌ 対象外 |
つまりは、独自ドメインやサブドメインで運営しているサイトは登録対象になります。一方で、サブディレクトリ形式のページは、単独の優先ソースとしては登録対象外になります。
なので、サービス型ブログや投稿プラットフォームを使っている場合は注意が必要です。URLが「サービスのドメイン/ユーザー名」のような形式になっている場合、個別のブログやアカウント単位では登録候補に表示されない可能性があります。
AI観測ラボは blog.ai-kansoku.com というサブドメインで運営しているため、優先ソースの登録候補として表示されました。サイト運営者目線では、今後も独自ドメインまたはサブドメインで情報発信の拠点を持つ意味が大きくなりそうです。
「選ばれるサイト」になるために必要なこと
優先ソースの仕組みは、読者が自分で登録するものです。「このサイトをまた読みたい」と思ってもらえないと、そもそも登録されません。検索順位を上げる技術的な対策とは別に、読者との信頼関係が露出のきっかけになりうる仕組みです。
登録してもらいやすいサイトには、共通する特徴があります。
- 定期的に更新されている:Googleの公式ドキュメントにも「定期的に更新されていないソースは使用できない場合がある」と明記されています
- サイト名・運営者が明確:読者が「登録したい」と思うとき、サイト名や運営者がはっきりしているサイトのほうが選びやすくなります
- 専門性が伝わるコンテンツ:「このサイトはこのテーマに強い」と読者が認識できると、お気に入り登録につながりやすくなります
- 読者に登録を伝える導線がある:機能を知らない読者がほとんどです。記事末尾やSNSで「優先ソースに登録できます」と自然に案内することで、登録してもらえる可能性が生まれます
AI検索が普及するにつれて、検索順位だけでなく、読者からの信頼や指名性が露出につながる場面も増えていくかもしれません。
優先ソースへの登録を案内する導線は、今すぐ低コストで始められる取り組みの一つです。
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まとめ
Googleの優先ソース(Preferred Sources)は、読者が「このサイトをよく読みたい」と登録することで、その読者の検索体験の中で見つけやすくなる仕組みです。
2026年5月27日からAI OverviewとAI Modeにも対応範囲が広がり、AI検索の回答内でも登録済みサイトのリンクがラベル付きで表示されるようになりました。
サイト運営者側に申請窓口はありませんが読者に登録を促す導線を置くことはできます。
- 登録用URLの形式:google.com/preferences/source?q=サイトのURL
- 対象サイト:新しいコンテンツを継続的に公開しているWebサイト
- 登録しても表示が保証されるわけではない
- 2026年6月時点では、検索順位そのものを直接上げる施策というより、読者に選ばれたサイトを見つけやすくする導線として考えるのが現実的
検索順位を上げる戦略とは別に、読者との信頼関係がAI検索での露出に影響する時代が始まっています。まず自分のサイトのURLで登録画面に飛べるリンクを1本用意するところから始めてみてください。
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