AI検索トレンド 2026.06.29 7 min read

ChatGPT広告のAds Manager Betaは日本で使える?招待メール後に確認

ChatGPT Ads Manager Betaの日本向け招待メールと管理画面確認レポートのサムネイル
OBS-LOG / 2026.06.29
TABLE OF CONTENTS

2026年6月29日の朝、OpenAI Ads Platformから1通のメールが届きました。件名は「Ads Manager Betaが日本で利用可能になりました。」です。

一方、OpenAI公式のAds Manager提供状況ページを確認すると、2026年6月29日時点で日本のステータスは「Coming Soon」のままでした。

公式ページではまだ未提供扱いのままなのに、日本向けの案内メールは届いている。この状況を受けて、実際にads.openai.comにアクセスし、Ads Manager Betaの管理画面がどこまで使えるのか確認しました。

この記事でわかること|📖:約4分

  • OpenAI公式では日本が「Coming Soon」と表示されている中で、Ads Manager Betaの招待メールが届いた経緯
  • 実際にads.openai.comへアクセスし、どの画面まで進めたのか
  • 「ChatGPT上で広告が表示されること」と「日本の広告主がセルフサーブで出稿できること」は別の話である理由
  • 現時点で日本の広告主が確認しておきたいポイント

公式はまだ「Coming Soon」。それでも日本向け招待メールが届いた

ChatGPT内の広告表示は、2026年2月に米国でのパイロット運用から始まりました。その後、対象地域は段階的に拡大し、日本でも2026年6月に広告パイロットの取り扱いが始まっています。

国内では、電通デジタルやHakuhodo DY ONEなどがローンチパートナーとして先行して動いています。ただし、「ChatGPT上で広告がユーザーに表示されること」と「日本の広告主がAds Manager Betaから自分でキャンペーンを作れること」は、別のロールアウト段階として見る必要があります。

OpenAI公式のAds Manager提供状況ページを確認すると、2026年6月29日時点でも日本のステータスは「Coming Soon」のままです。

当サイトでも先週、実際にads.openai.comへアクセスして登録を試みました(ChatGPT広告のAds Manager Betaは日本で使えるのか?前回の確認記事)。その時点では「お住まいの国では、Ads Managerはまだご利用いただけません」と表示され、管理画面には入れませんでした。

ところが6月29日の朝、OpenAI Ads Platformから件名「Ads Manager Betaが日本で利用可能になりました。」というメールが届きました。公式ステータスはComing Soonのまま。それでも招待メールが届いたという事実を受けて、もう一度アクセスを試みました。

実際にどこまで進めたか——管理画面の中身を確認する

結論から言うと、Ads Manager Betaの管理画面には入ることができ、広告グループの設定画面まで進めました。

ads.openai.comにアクセスしてOpenAIアカウントでログインすると、前回表示された「お住まいの国ではご利用いただけません」という案内は出ませんでした。事業情報の入力を終えると、キャンペーン作成画面に遷移しました。

キャンペーン作成画面では、目的として「クリック」を選択でき、対象地域には「日本」、通貨には「JPY」を指定できました。予算は、1日の予算またはキャンペーン全体の合計予算を選ぶ形式です。

ChatGPT Ads Manager Betaのキャンペーン設定画面。対象地域に日本、通貨にJPYが選択されている
キャンペーン設定画面。対象地域「日本」・通貨「JPY」が選択できる状態になっている

さらには「次へ:広告グループ」に進むと、CPC上限入札額をJPYで入力する画面が表示されました。試しに入札額として¥1,400を入力したところ、「入札強度:強——この広告グループにおいて、入札単価は競争力のある水準です。」というフィードバックがリアルタイムで返ってきました。

広告グループ設定画面には、「コンテキストのヒント(任意)」という入力欄もあります。商品やサービスに関連する会話、トピック、キーワードを記述する欄で、ChatGPT広告ならではの設定項目だと感じました。

ChatGPT Ads Manager Betaの広告グループ設定画面。CPC入札額JPY・コンテキストのヒント欄が表示されている
広告グループ設定画面。¥1,400を入力すると「入札強度:強」とリアルタイムで表示された

Google広告のように検索キーワードを直接指定するというより、「どのような会話の文脈でこの広告を表示したいか」をAIに伝える設計に近い印象です。

広告設定画面では、広告名・会社ロゴ・広告URL・見出し(最大50文字)・説明(最大100文字)・広告画像(256×256px以上のPNG/JPG)を設定できます。

ChatGPT Ads Manager Betaの広告設定画面。見出し・説明・広告画像を日本語で設定できる
広告設定画面。見出し50文字・説明100文字・画像をセットで設定する

確認画面まで進むと、設定内容の全体と広告プレビューが表示されました。プレビューには「(会社名)・スポンサー」というラベルとともに、見出し・説明・画像が実際のChatGPT画面に近い形で確認できます。画面下部には「Publish」ボタンが表示されており、審査への提出が可能な状態でした。

ChatGPT Ads Manager Betaの確認画面。広告プレビューとPublishボタンが表示されている
確認画面。「スポンサー」ラベル付きの広告プレビューとPublishボタンが表示された

実際にChatGPTを開くと、こんな広告が表示される

では、ユーザー側のChatGPT画面では、広告はどのように表示されるのでしょうか。実際にChatGPTで融資について質問したところ、回答下部にJCBカードの広告が表示されることを確認しました。会話の文脈に合わせた広告が表示されている様子がわかります。

ChatGPTの回答下部にJCBカードの広告が表示されているスクリーンショット
融資について質問した際の回答下部にJCBカードの広告が表示された(2026年6月29日確認)

広告には「広告」または「スポンサー」といったラベルが明示され、ChatGPTの回答とは視覚的に区別されます。OpenAI公式ヘルプでも、広告は回答の末尾の下に表示されることがあり、スポンサー提供であることが明示されると説明されています。

また、広告はChatGPTの回答そのものには影響しません。OpenAIは、広告はチャットモデルとは別のシステムで配信され、広告主がChatGPTの回答を形成・順位付け・変更することはできないと説明しています。

なお、広告が表示される可能性があるのはFreeプランおよびGoプランのユーザーです。Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduの各アカウントでは広告は表示されません。

まとめ——2026年6月29日時点でわかったこと

今回の確認で判明したことを整理します。

  • openai.com/advertisersから事前登録していたアカウントに「Ads Manager Betaが日本で利用可能になりました」という招待メールが届いた
  • 実際にads.openai.comにアクセスしたところ、キャンペーン設定・広告グループ設定・広告設定・確認画面のPublishボタン手前まで操作できた
  • 対象地域「日本」・通貨「JPY」・日本語UIで一通りの設定ができる状態だった
  • Publishボタンを押した後、審査を通過して実際に配信が始まるかどうかは、この記事の時点では未確認
  • 公式のAds Manager提供状況ページでは、6月29日時点でも日本は「Coming Soon」のままだった

公式が「Coming Soon」と表示している一方で、招待メールが届き、管理画面ではPublishボタンの手前まで進めました。この状況は、日本向けセルフサーブ提供が一般公開に向けた移行期に入っている可能性を示しています。

AI観測ラボ的にはGPT広告用のクローラーがどんなものなのか?楽しみですが引き続き、Ads Manager Betaの日本向け提供状況と、審査・配信の動きを観測していきます。

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