JSON-LDの書き方【コピペOK】AIに読まれる構造化データをWordPressに実装する
ChatGPTやPerplexityは、ページの本文を読む前に「このページは信頼できるか」を判断しています。
その判断に使っているのが構造化データです。
構造化データとは、AIへの「自己紹介カード」です。著者・公開日・記事の種類を機械が読める形式で明記することで、AIがページの信頼性を即座に判断できるようになります。
逆に言えば、どれだけ良い記事でも構造化データがなければ、AIには「素性不明のページ」として扱われます。
この記事では、AI被引用を狙うために必要な構造化データの種類・JSON-LDでの実装方法・コピペで使えるテンプレートを解説します。
この記事でわかること|📖:約6分
- 構造化データがAIの引用判断にどう影響するか
- AI最適化で特に重要な構造化データの種類4つ
- JSON-LDの実装方法とコピペで使えるテンプレート
- WordPressでYoast SEOを使った簡単な設定手順
- 実装後に必ず確認すべき検証ツールとよくあるエラー
構造化データとは?AIとの関係

構造化データとは、ウェブページの内容を機械が理解しやすい形式で記述したデータのことです。人間が見るHTMLとは別に、「このページは記事です」「この部分が著者名です」といった意味情報を付与します。
わかりやすく言えば、AIへの「自己紹介カード」のようなものです。名前・肩書き・専門分野を明記しておくことで、AIがあなたのサイトを正しく認識しやすくなります。
構造化データがあると、AIにとって次のようなメリットがあります。
- 理解精度が向上 — ページの種類や目的を明確に伝えられる
- 引用される可能性が上がる —
信頼性の高い情報源として認識される(12サイトを計測した実験データはこちら) - 著者情報が伝わる —
誰が書いた記事かをAIが把握できる(E-E-A-Tとの関係はこちら) - 更新日時が伝わる — 情報の鮮度をAIが判断できる
実際、AIが回答を生成するとき、ページの信頼性を短時間で判断する必要があります。
本文を全文読む前に「著者は誰か」「いつ書かれたか」「何について書かれているか」を把握できるページと、できないページでは、引用される確率に差が出ます。構造化データはその差を作る、数少ない実装可能な手段の一つです。
AIクローラーの仕組み全体について知りたい方は、AIクローラーとは?引用されるサイト設計の基本と8つの対策もあわせてご覧ください。
まず押さえたい構造化データの種類
AI最適化の観点から、特に重要な4つを紹介します。
1. Article(記事)
ブログ記事やニュース記事に使います。最も基本的な構造化データで、ブログを運営しているなら必須です。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "記事のタイトル",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "著者名"
},
"datePublished": "2024-01-26",
"dateModified": "2024-01-26",
"description": "記事の説明文"
}
AIが記事の著者・公開日・内容を正確に把握できるようになります。
2. Organization(組織)
サイト運営者の情報を伝えます。企業サイトでは必須ですが、個人ブログでも設定しておくと信頼性のアピールになります。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Organization",
"name": "AI観測ラボ",
"url": "https://ai-kansoku.com",
"logo": "https://ai-kansoku.com/logo.png",
"sameAs": [
"https://twitter.com/ai_kansoku"
]
}
3. WebSite(サイト全体)
サイト全体の情報と検索機能を伝えます。トップページに設置するのが一般的です。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "WebSite",
"name": "AI観測ラボ",
"url": "https://ai-kansoku.com",
"potentialAction": {
"@type": "SearchAction",
"target": "https://ai-kansoku.com/search?q={search_term_string}",
"query-input": "required name=search_term_string"
}
}
4. BreadcrumbList(パンくずリスト)
サイト内の階層構造を伝えます。AIがサイト構造を把握し、関連ページを理解するのに役立ちます。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BreadcrumbList",
"itemListElement": [
{
"@type": "ListItem",
"position": 1,
"name": "ホーム",
"item": "https://ai-kansoku.com"
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 2,
"name": "ブログ",
"item": "https://blog.ai-kansoku.com"
}
]
}
JSON-LDで実装するのが正解
構造化データの記述方法にはいくつかありますが、Googleも推奨するJSON-LD形式が最もシンプルで保守しやすいです。HTMLと分離して書けるため、デザインに影響しません。AIがHTMLの構造そのものをどう読むかについては、セマンティックHTMLの記事もあわせて確認してみてください。
HTMLと分離して書けるため、デザインに影響しません。また一箇所で管理できるため、修正も楽です。
実装は <head> タグ内に <script type="application/ld+json"> を追加するだけです。
<head>
<title>記事タイトル</title>
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "記事タイトル"
}
</script>
</head>
コピペで使えるテンプレート集
テンプレート1: ブログ記事用
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "robots.txtの正しい書き方【AI時代版】",
"image": "https://blog.ai-kansoku.com/images/robots-txt.png",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "AI観測ラボチーム"
},
"publisher": {
"@type": "Organization",
"name": "AI観測ラボ",
"logo": {
"@type": "ImageObject",
"url": "https://ai-kansoku.com/logo.png"
}
},
"datePublished": "2024-01-26",
"dateModified": "2024-01-26",
"description": "ChatGPT、Claude、PerplexityなどのAIクローラーに対応したrobots.txtの書き方を解説。",
"mainEntityOfPage": {
"@type": "WebPage",
"@id": "https://blog.ai-kansoku.com/robots-txt-ai-crawler-guide"
}
}
</script>
タイトル・URL・日付・著者名を自分の記事情報に書き換えて、<head>内に貼り付けるだけです。
テンプレート2: 企業サイト用
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Organization",
"name": "株式会社Example",
"url": "https://example.com",
"logo": "https://example.com/logo.png",
"description": "AI時代のウェブマーケティングを支援する企業です",
"address": {
"@type": "PostalAddress",
"streetAddress": "東京都渋谷区1-2-3",
"addressLocality": "渋谷区",
"addressRegion": "東京都",
"postalCode": "150-0000",
"addressCountry": "JP"
},
"sameAs": [
"https://twitter.com/example",
"https://www.linkedin.com/company/example"
]
}
</script>
テンプレート3: FAQ用
FAQページに設置すると、AIが質問と回答のセットとして理解しやすくなります。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "robots.txtとは何ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "robots.txtは、検索エンジンやAIクローラーに対してクロールの許可・禁止を指示するファイルです。"
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "llms.txtは必要ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "必須ではありませんが、AIに優先的に読んでもらいたいコンテンツがある場合は設置を推奨します。"
}
}
]
}
</script>
WordPressユーザーはプラグインで簡単に設定できる
推奨プラグイン
- Yoast SEO — 自動で基本的な構造化データを生成。まずはこれで十分
- Schema Pro — より詳細な設定が必要な場合に
- Rank Math — 多機能SEOプラグイン、構造化データも対応
Yoast SEOの設定手順
- Yoast SEO → 検索での見え方 → 一般
- 「組織」または「個人」を選択
- サイト名・ロゴ・SNSアカウントを入力
- 自動で構造化データが生成される
メタタグの設定もYoast SEOで同時に管理できます。メタタグの設定方法もあわせて確認しておきましょう。
手動で実装する場合
function add_structured_data() {
if (is_single()) {
$schema = array(
'@context' => 'https://schema.org',
'@type' => 'Article',
'headline' => get_the_title(),
'datePublished' => get_the_date('c'),
'dateModified' => get_the_modified_date('c'),
'author' => array(
'@type' => 'Person',
'name' => get_the_author()
)
);
echo '<script type="application/ld+json">';
echo json_encode($schema);
echo '</script>';
}
}
add_action('wp_head', 'add_structured_data');
実装後は必ず検証ツールで確認しよう
構造化データは書き方を間違えると効果がなくなります。実装したら必ずチェックしましょう。
Googleリッチリザルトテスト
URL: https://search.google.com/test/rich-results
ページのURLを入力して「URLをテスト」をクリックするだけです。エラーや警告があれば修正しましょう。
Schema.org検証ツール
URL: https://validator.schema.org/
より詳細な検証が必要な場合に使います。
よくあるエラーと対処法
必須プロパティの欠落:Articleタイプではheadline・datePublished・authorが必須です。抜けているとエラーになります。
日付フォーマットの間違い:"2024/01/26" ではなく "2024-01-26"(ISO 8601形式)を使ってください。
画像URLの欠落:画像は絶対パスで指定し、実在するURLを使ってください。
まとめ
構造化データは、AIに「このページは信頼できる」と判断させるための最短手段です。
実装の優先順位はシンプルです。まずArticleタイプで著者・公開日・タイトルを明記する。次にOrganizationでサイト運営者の情報を伝える。WordPressならYoast SEOで自動化できるので、手が動くうちに設定してしまいましょう。
実装したら必ずGoogleリッチリザルトテストで検証してください。エラーがあると構造化データは無効になります。書いたつもりで機能していないケースが一番もったいない。
構造化データはメタタグ・llms.txt・セマンティックHTMLと組み合わせることで効果が積み重なります。まだ対応していない項目があれば、あわせて確認してみてください。
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